深層シンリ×ハンター

思いつきとハンターハンターについて書くブログ

11-03

あと一か月で、アメリカ大統領選挙投票日。

というところで、トランプ大統領が新型コロナにかかってしまった。

 

この先一体どーなんの? というのをちょっと考えて予想を書いてみます。

「病院に入院し未承認薬の投与を受けている」という情報までの時点で書いているので、今後状況変わるかもしれませんが、あくまで現時点の素人予想。

 

まず、トランプ存命(政治的に)なら選挙はバイデン氏の勝利になるだろう、とほぼ確実に言えるかと。

(テレビで専門家やコメンテーターがあれこれ言ってるけど、あえてこの時点で。)

これは、トランプがコロナ対策を軽視して、結果自分までがかかり選挙陣営内に集団感染も発生していることから、トランプ支持が遠のく、というのもあるけど、

入院し高度治療を受けるまでの症状が出ているトランプが、投票日までに回復して選挙戦に復帰しようが、確実に見た目・声が衰えて、発信力や「強さ」が失われるから、というのが最大の要因と考える。

 

選挙の投票行動なんて、縛りがなければ印象で動く人が大半。

前回の大統領選もそうだったし、日本の国政選挙の勝者だって、イメージで投票する/選挙に行かない人の結果であり、国民なんて大抵そんな世の中の事を考えて投票してない。単に自分が得するか損するかの近視眼的な考えの方が大きい。(あえて悪い書き方)

物事を俯瞰して理解し行動できる人が多ければ、自民や民主や都民ファーストが大勝するような選挙結果にはならない。だから、大きな選挙の勝敗はその時の「風」による非合理なものになりがち。

…話がそれたが今回のアメリカの大統領選の話に戻すと、弱ったトランプほど頼りにならず危ない存在はないと思う。

極論や敵視するものの非難も、Greatで力のある者でないとただの偏屈な奴であり、世の中で相手されなくなる。=うるさくて面倒なじじい。

イギリスのジョンソン首相は、強気でコロナを軽視する姿勢だったけど、自分がにかかって一度倒れた後は態度が一変した。そのおかげでむしろ支持は上がっているようだけど、今回の話はタイミングが悪すぎる。

 

退院しても痩せて不健康に見えるトランプには、一定の支持者離れが発生するだろうから、投票目前で世論調査上、数%の差がついている状況において致命的。(日本のような判官贔屓も発生しないと読んでいる。)

もちろん、政治・経済も混乱し、1月の(新)大統領就任まで米国内・世界がどうなるの?という不安もあり、投票者は、より安全な選択肢を取ろうとする。

 

なので、バイデンが今後もコロナ陰性で無事である限りはバイデンの勝ちになるだろう。

最後の最後で、バイデンよりトランプが健康不安でまずい、というのが出てくるとは思わなかった。

 

ここから共和党が勝つには、あと一つだけしか可能性がないと思う。

これは、トランプが早めに大統領選の舞台から退く、もしくは、しばらくペンス副大統領に代理として任せる、という形で事実上の禅譲をするというもの。

こうなると、トランプ支持者はその代理・後継者を支えようと考え、また共和党支持でもトランプを敬遠するような人も、ペンスはトランプより堅実なので、ペンスを応援しようとなる。浮動票の同情もあるかもしれない。

ペンスならトランプ政権の政策継続だとしても、新しいことをしてくれる、という期待が生じ、今のコロナ禍での閉塞感にはぴったりのシチュエーションが生まれる。ペンス対バイデンならペンスの方がいい、という声もある。

(ちなみに選挙は既に一部始まっているので、投票時はトランプかバイデンを選ぶ、という形自体は変わらないはず。) 

 

ということで、選挙の動向は見えたのではないか、というのが自分の見立てです。

一方、世界はアメリカのニュースにしばらく混乱するだろうし、株式市場や為替市場が週明けに大きく動くでしょう。

 

2020年は、現代の市民にとってはつくづく試練の年ですね。。

(しばしばかつてない、史上最悪とか言われるけど、世界、また日本にとっての史上最悪の出来事は、第二次大戦やスペイン風邪であり、それらに比べたらまだ小さなことですが。)