深層シンリ×ハンター

思いつきとハンターハンターについて書くブログ

緊急事態宣言(2)

10か月ぶり2度目の緊急事態宣言が出されました。

内容や解釈はニュース・メディアにお願いするとして、なんだか後手後手ですね。

年末年始の様子を見て判断しようと、早めには考えてなかった証拠。

 

やるなら年末年始の連休(国民に休暇を推奨した12/26~1/11)にかけてやるべきで、それなら国民も気を引き締められたのに、新年の始業時期が過ぎてから急ブレーキかけるもんだから、手遅れかつ社会的にも混乱する。

あと、これで収まるとする保証が全くない。「午後8時」も「不要不急」も「出勤7割減」も、大した根拠や意味のないものに思える。

 

新型コロナは、40代までの健康な人にとってはインフルエンザとそう変わらない。

社会全体に「午後8時まで」と制限するより「働いていない65歳以上の人や、健康不安のある人は日没後は外に出るな、また若年者との接触を控えよ」と言った方が、明確で効果的なのに。
(日没を基準にするのは生活維持のため。仕事してないならできるでしょ。)

 

自分がそう言う、明確な一つの根拠がこちら。

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http://www.ipss.go.jp/projects/j/Choju/covid19/index.asp

国立社会保障・人口問題研究所が出している年齢別のグラフです。

 

久しぶりに予想をすると、東京都の新規1000人越えは今月いっぱいの傾向として続き、2月7日に緊急事態宣言解除は無理で、まず3週間、その後さらに3週間ほど延びて3月中旬までは自粛要請が続くと思われる。

あと三大都市圏全部あるいは全国の緊急事態宣言が、あと10日以内に発令される。

 

一方、「指定感染症」からの解除の話が急に持ち上がり、3月になってから急に新型コロナの扱いが変わる。…ただし、これは状況が今以上に悪化したケース。

※指定感染症:既に知られている感染性の疾病(一類感染症、二類感染症、三類感染症及び新型インフルエンザ等感染症を除く。)であって、感染症法上の規定の全部又は一部を準用しなければ、当該疾病のまん延により国民の生命及び健康に重大な影響を与えるおそれがあるものとして政令で定めるもの(感染症法第6条)
 

実は指定感染症を外しさえすれば、医療機関の負担も減って従事者が今よりずっと楽になるのに、どこかの誰かが反対して制限かけているらしい。

: 今は致死率高の感染症のような完全防備体制だが、そこまでしなくてよくなり、医療機関ではインフルエンザより少し警戒レベルの注意で済む。

今は、主に公立病院に負担を押し付けた自縄自縛状態。

民間病院は、負担が大きくなり商売ができないのが嫌だから、ほとんど患者を受け入れていない(民間企業としては妥当な判断ではある)。

 

今はそんな状況だけど、もっと状況が悪くなれば、それどころでなく医療機関の防護体制を緩め、高齢者に接する人以外は通常の診療体制に近くなる(:今の時期はインフルエンザ肺炎で死ぬ高齢者も多いから、医療機関はその状況には慣れている)。

そうなれば民間病院も、今よりも多く受け入れるようになる。

 

・・・そんな展開を予想してみました。

このまま収まるとは思えない国内の新型コロナの災禍、ある意味人災とも言えるけど、ずるずる長期化か、方針転換で対応するのかで見守っていきたいと思います。