深層シンリ×ハンター

思いつきとハンターハンターについて書くブログ

今は猶「戦時下」に在り

「私たちの力を結集すれば、必ずウイルスに勝つことができる。」

つい数日前、5月28日に菅首相が発した言葉。


そしてこちら。

「人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証しとして、完全な形で東京オリンピックパラリンピックを開催する…」

去年3月24日の当時の安倍首相の発言。

 

いま、見えない敵とは戦ってはいるが、ウイルスと戦っているという感覚はない。

いつ抑圧と我慢が終わるのか、その不安やストレスと戦っている。

 

両首相の言っていることは、正義は我にあり、鬼畜米英を倒し必ずこの戦争に勝利する、と言っている戦時下の首相と変わらない。

そして、オリンピック開催にこぎつけることが勝利と見なしている節があるが、とんでもない。

 

学童疎開のような学校一斉休校、防空頭巾のような布マスク、防空壕避難のようなリモートワーク、ぜいたくは敵だと同じ、無意味な百貨店・映画の休業要請強制。
(なんで同規模の電器店や劇場はいいんだ?)

アナログな施策ばっかり。一時期有用だと思ったCOCOAは数か月、何も機能していなかった。

 

生活のため働く必要のある現役世代は、ものすごく犠牲を払っている。

そのくせ、軍人、じゃなく与党や利権集団は何も対処できず、たいした犠牲も払っていない。医師会も、自分たちは安全なところで、公立病院が火の車になってるのを見てるだけ。

 

ウイルスが自然由来だとして「ウイルスに勝つ」なんて考え方自体が嫌いだが、比喩や団結のために「勝つ」とか言いたいなら、何が勝利かを教えて。

現役世代にウイルスを打ち終える時期、もしくは70%など安心できる度合いまでの目安がいつか、そうじゃないの?

少なくともメディアを通しては聞こえてこない。

マスク配って、不要不急の外出をやめてステイホームと言いつつ、そのゴールがどこにあるかが全く分からない。

 

都心でオリンピックを行い、そのど真ん中では老人たちにはワクチンを打つ中、ワクチンを打てばそこでまた働ける現役世代が、家にこもりつつ何とか仕事をこなさねばならない。もしくは危険を顧みず職場・現場に向かわねばならない。

…というのが2か月後の東京。どう考えてもおかしいでしょ。 

 

どうせなら、このコロナ禍を戦争に見立てて、戒厳令でも戦時体制でも取ればよかった。

どうやって陣地や人員を確保・配置するか(医療拠点、医療従事者)、
どう兵站をつなぐか(広域の救急体制整備)、
市民をどう守るか(給付金や生活支援)、
また市民はどうすればよいか(在宅しつつの生活維持)を指示する。
そのための法律や制度を作る。

また、海外からの防衛線を張り、物資は入れつつ、人の流入を防ぐ。

そしてワクチンで国内の守りを万全にする。

・・・ある意味緊急時の格好のシミュレーション・訓練になったはず。 

あと隔離や医療施設だって、自衛隊の敷地・人員を使ってもっと効率的にできたと思う。
(今ようやくワクチン接種に動員しているけどね。)

 

今思うのは、政治家(自民党政権)は非常時には全く役に立たない、ということ。

勝ってもいないのに戦時体制を緩めて(GO TOキャンペーン)、後から緊急事態宣言の乱発、国民に響かないメッセージを送り、淡々と、結集とか協力とか言っている。

「奇策や甘い読みは全部外れました、平和&欲ボケし過ぎて、何もできませんでした。」って感じ。

戦略も戦術も求心力もない。これじゃ戦いになりませんよ。あと、買収やらで国会議員何人辞めた?

昭和の政治家はまだ骨と真摯さがあったよ。今は困難を前にしてもまともに戦えず、自分の身が優先の老人が大半。もし戦争になったら、指揮官不在でひどいことになるな。 

 

さて、社会の方は夏まで苦しい状況が続き、9月頃にようやく、ワクチンが半分以上に行きわたって落ち着いてくるのかと思う。

オリンピックはやっても、一流選手が最高の場で戦う雰囲気にはならないだろう。
暑さと閉塞感に包まれたオリンピック。地の利のある日本がメダルラッシュ、バンザイ。。
これで、台風や洪水がこなきゃいいけど…。

 

五輪・パラ後の開催地はこんな感じかと。 :夏草や兵どもが夢の跡 (秋だけど)

 

愚痴になりかけているのでこの辺で止めますが、早く戦時下から解放されたい、という思いのまま書きました。

もはや我々一般市民の「勝利」は、衆院選総選挙で65歳以上のダメな国会議員を総取っ替えすることかな、と思うところです。