ワクチン接種とオリンピック
本日、東京(・大阪)ではワクチンの大規模接種が始まりました。
都心の大手町の周辺駅では、駅員や係員が多く道案内をしていましたよ。
さて、感染者数とワクチンとオリンピックの騒ぎで、ニュースやバラエティは持ち切り。
もう一年間こんな調子だから、すっかりテレビも首相や大臣のメッセージにも飽き飽きしました。
そんな中、21日に首相と都知事が会談しましたが、これはオリンピック開催決定のすり合わせと思うのが自然。
開催まであと60日。もう市民の声がどうなろうと延期や中止は無理でしょう。国内外にスポンサーも多くの利害関係者もいるので。
国民が不安を抱えたまま、平和の祭典の名のもとに、7月に急に国境が解放され、国際スポーツイベントが開かれることになります。
もし、本気で国民を納得させてやりたかったなら、もっとも人口密度・交通密度の高い東京都の住民全員に優先して五輪前にワクチンを打たせるべきだったのに、7月末まで各地、高齢者優先という政策(愚策)のせいで、まったく間に合わない状態。
東京都は全都道府県で「15~64歳人口の割合が最も高い」ので、逆に言うと、7月末時点で接種の割合は全国で最低になる。
さらに、経済が疲弊する中、オリンピック・パラリンピックという国民を見捨てたイベントが行われ、現役世代はその頃、ようやくワクチン接種の申し込みをして順番を待つことに。
東京が面で押さえられたら、東京経由で各地に広まる恐れはなかった。
ところが、なぜか全国一律に平等にワクチンを配って、現役世代には一向に回ってこない。
一刻も早くコロナを抑えるなら、大都市から優先すべきだった。ここは、政治決断すべきところだったのに、今年の総選挙を恐れた自民党にはそれができなかった。
おそらく最悪のムードでオリンピックが開催されるけど、大半の要因は政治の失敗。
65歳以上の人は正直おとなしくしていてほしかった、というのは、最初からの自分の意見。国会議員も、年寄りは必要ありません。
あと、メディアも心の中では五輪開催なのに、国民は殆ど支持していないので、中途半端に不安をあおる記事・番組ばかり。
4紙で60億円負担 大手新聞が東京五輪公式スポンサーの異常|野球|日刊ゲンダイDIGITAL (nikkan-gendai.com)
と、東京の新聞社とテレビ局はオリンピック中止されたら困るのですよ。
それを隠してるけど、与党と一蓮托生なんです。
…と、何を言ってももう仕方ないので、ワクチン接種がいきわたるまで、自分の身は自分で守りましょう。
そして、次の衆院選、もしくはその前の7月都議会議員選挙(まったく話題になってないけど、7月4日にあるんですよ)で、年配の人、無能な人には退場していただく心持ちで、我々愚民は投票しましょう。